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カルメン故郷に帰るのryusanのレビュー・感想・評価

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)
3.9
浅間山麓の麓の村に、家出して東京で踊り子になった娘カルメンが親友と帰ってきた。素朴な田舎の村には都会仕込みのモダンであけすけなカルメンは刺激が強すぎて、親や学校の校長は村に悪影響が出ないかと気が気でない。そんな中カルメン達は一夜限りの踊りの興業をすることになる。

日本初の総天然色カラー映画だけあって色を意識した作り。
戦後のまだ素朴な雰囲気の中、モダンと伝統の葛藤を真っ直ぐ、偏見なく明るく描く。コメディータッチのミュージカル仕立てのドラマですが人間の幸せの本質をしっかり突いてます。

「青い山脈」が好きな人におすすめ。
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