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カルメン故郷に帰るのnagaoshanのレビュー・感想・評価

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)
3.7
木下恵介監督作品!

日本映画名作選⑩

日本初のカラー長編映画。
画面いっぱいに広がる浅間山の風景や、牧畜などで生計を立てる人々、学校🏫などロケーションが素晴らしい作品。

東京でダンサーをしているリリィ・カルメンは友達のマヤ朱美を連れて故郷に錦を飾りに帰ってきた❗️(^^)

リリィ達のカラフルな衣装は初のカラー作品に映える笑

浅間山麓の黒い山々はハリウッドの西部劇の雄大な山々を彷彿とさせ、ロングショットでリリィを捉える画や馬🐎が荷物を搬ぶシーンなんかは正に日本を舞台にした西部劇でした。

高峰秀子さんの、ちょっとおバカで天然なリリィも最高ですが特に奇妙なダンス💃が笑
校長先生の笠智衆さんもいつものほのぼのとしていて、松竹映画の代表格ですね笑

親父さんとリリィの確執や戦争で目を負傷してしまった元教師とオルガン🎹のエピソードも温かい木下監督らしいシーンもありました。
トロッコ列車の様な汽車🚂もはじめてみましたけど、列車に揺られるリリィたちのラストも良かった〜。

日本映画名作選でも記念碑的な作品をフィルム🎞スクリーンで観られてなんだか感動した(^。^)

良か映画!
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