真珠湾攻撃直後、日本軍の進撃が続く中でフィリピンに取り残された米軍魚雷艇部隊の水兵達。
数分しかない海戦描写は流石のジョンフォードといった所で迫力あるものの、基本的には酔っ払って船ごと座礁に突っ込んだり銀星章の話そっちのけで野良猫と戯れてたり野戦病院の看護婦に恋をしたりと一見呑気な水兵達のほのぼのライフが流れてるので邦題からアメリカ軍の俺つぇぇ映画を想像すると痛い目にあいます。
原題は「THEY WERE EXPENDABLE」
死ぬも生きるも上の命令次第、使い捨てにされる事を自覚した彼らが非日常の中に日常を見出そうとするウェットな戦争映画。
姿を一切描写しない事で日本軍の得体の知れない怖さを演出してるのが良かった。
