ジャン・コクトーの観る
某ヨーロッパ王国
婚礼当日に王である夫暗殺され
10年間喪に服す様に黒いベールで
顔覆っている女王。
命日の夜の二人だけの食事会に王
と瓜二つのテロリストが現れるが
女王とテロリストが恋に落ちるという
話ですがエドウィジュ・ヒエールの
その時代から抜け出して来た様な立ち
振る舞いが素晴らしい
ジャン・マレーは半ズボンで登場です
が亡き王の服に身を包んだ時は人が
変った様になるのはさすがであります
二人の時間のテンションの高さは魅せら
れますが反女王派の動き等々の二人の
時間でない所はかなりアバウト。
そこはあまり気にせずが正しいのかも
この間観た「悪魔が夜来る」で永遠の愛
は死と等しいみたいなこと言ってました
けどこれもそんな感じかもしれない
喪服を脱ぐ女王と半ズボンに戻るマレー。
女王は夫を亡くした女性ではなくマレー
も王の疑似的な生まれ変わりではない男
として永遠を手に入れたという事?
コクトー先生の恋愛観難解であります
二人を眺めるだけで良しとするべきか。
タイトルは欧州の歴史に疎いので深く
踏み込めないのでスルーです