masahitotenma

メリー・ポピンズのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
3.9
ウォルト・ディズニー製作による心温まるミュージカル・ファンタジー。
原題: Mary Poppins (1964)

20世紀はじめのロンドン。
銀行家のパパと女性運動に夢中のママにかまってもらえない二人の子ども(姉弟)のところに、メリー・ポピンズが風に乗って傘をさしながら、家庭教師としてやってくる。
指をぱちんと鳴らすと部屋中あっという間に片付いたり、絵の世界に冒険に出かけたり…と、子どもたちは楽しい経験(遊び)をしながらも、大切な事を学んでいく。

「パパは気の毒な人なんだ。毎日、ぞっとするほど冷たいあの銀行で、冷たいお金に囲まれて働いている。檻の中にいるんだ。…誰も頼る人がいない。…父親って孤独なんだよ」

アニメと実写を合成した映像が効果をあげ、リチャードとボビーのシャーマン兄弟が作詞作曲した“チム・チム・チェリー”、“フィード・ザ・バード(鳩にニペンスを)”、“スーパーカリフラジリスティツクエクスピアリドーシァス”など、名曲の数々が物語を彩る。
ジュリー・アンドリュースは、「サウンド・オブ・ミュージック」以上に魅力的で、美しい歌を聞かせてくれる。
彼女の主演、歌による「マイ・フェア・レディ」を見たかった。
masahitotenma

masahitotenma