千年女優

ハリー・ポッターと賢者の石の千年女優のレビュー・感想・評価

3.5
物心つく前に両親を亡くして伯母夫妻に引き取られ、物置部屋で肩身の狭い生活を送る少年ハリー・ポッター。11歳の誕生日を前にホグワーツ魔法魔術学校から入学案内を受け取った彼が、伯母夫妻の反対を押し切って学校に入学し、初めての理解者や友人を得ると共に自らの出生に纏わる数奇な運命へ導かれる様を描くファンタジー映画です。

英国人作家J・K・ローリングが執筆して世界的なブームを巻き起こした『ハリー・ポッター』シリーズ初の映画化作品で、米国人監督のクリス・コロンバスがダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンを始めとするはまり役のキャストを見出して、原作小説に負けず劣らずの熱狂を全世界の夢見る老若男女にもたらしました。

『ホーム・アローン』のコロンバスが監督というあたり英国階級社会が根底の少し意地悪でダークな物語を掴み切れてない印象はありますが、ドラえもんを得たのび太とデスノートを得た夜神月をハイブリットした高揚が魔法を得たハリーにはあり、魅力的な面々がジョン・ウィリアムズの象徴的な音楽の上で躍動するワクワク感ある一作です。
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