ごとー

汚れた顔の天使のごとーのレビュー・感想・評価

汚れた顔の天使(1938年製作の映画)
5.0
2023/12/21
字幕翻訳
子供時代の盗みで運命が分かれてしまう展開がすごく良かったです。
ロッキー役のジェームズキャグニーはめっちゃかっこよく、カリスマ的で子供たちが惹かれてしまうのも納得です。
ジェリー役のパットオブライエンも良かったです。
ロッキーにも、ぐれている子供たちにもいつも優しいまなざしを向けているのがかっこよかったです。

ロッキーを愛してしまったローリーと、ジェリーがロッキーの犯罪行為に対して話すシーンがすごく好きです。
ローリーはロッキーのために見逃すことを選び、ジェリーはロッキーのために見逃さず向き合わせることを選ぶ。
見逃すのも見逃さないのも愛なんですよね…

ラストシーンが本当に良かったです。
死刑前のロッキーに子供たちの将来のために泣きわめいて無様な姿をさらしてくれと頼むジェリーの
「これは本物の勇気だ。天国で生まれる勇気だ。英雄的な勇気とは違う。君と私と神だけが知る勇気だ。」
という一連のセリフが泣けます。
ごとー

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