YukikoSwan

レインマンのYukikoSwanのレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
4.2
ダスティンホフマンの演技に圧巻する
レインマン
鑑賞しました!


トムクルーズとダスティンホフマンってどんな共演になるんだろう?とあらすじも読まずに見始めたところ、驚き!!!
当時はまだあまり広く認知されていなかった自閉症をテーマにした心温まる作品でした。

あらすじ***
チャーリー(トムクルーズ)は、荒手のカーディーラーで資金調達ギリギリの中で自分の会社を営んでいた。
お付き合いしてる彼女にも、会社のメンバーにも態度がわるくいつもイライラしている自己中男。
そんなチャーリーの父が亡くなった。
父から愛をもらったことがないチャーリーは、父が亡くなっても悲しむことなく財産がほしい。
しかし財産はある施設の研究者に委ねられることになっていた。怒ってその施設を訪れると精神疾患の伴う方が生活しているしていることがわかる。
そこにはレイモンド(ダスティンホフマン)という自閉症の年上の男がいて、彼はチャーリーの兄だということがわかる。
レイモンドに全財産がいくなんて絶対に嫌だと、チャーリーはレイモンドを車に乗せて逃亡してしまう、、
***

ちょっと気になるって方はぜひ見てください!
トムクルーズもダスティンホフマンも、
ほーんと良い演技です。


ネタバレ含む感想↓


最初のほうとチャーリー、マジ性格わるくてびびった笑
あんな男、願い下げ!
彼女も離れて正解です笑

レイモンドは最初自分もなれなくてすごく心配しちゃうんだけれど、映画の最後のほうはすごく愛着が湧きましたね。
もう一度レイモンドに会いたくなる。

レイモンドの能力、わかりやすかった。
数学的計算や暗記は抜群だけど、モノの金額的価値とかがわからない。
やはり、秀でた能力ってのはすごい。

Don’t walkで動けなくなっちゃったり、
ふらっとどこかへ行ってしまったり、
よく混乱してしまって叫んだり、
じっとしてられなかったり、
レンジを使えなかったり。
やはり誰かが近くにいないと生きていけないレイモンド。

チャーリーとレイモンドは心が通えて本当よかったし、共に近くにいたいという気持ちは素敵だけど、チャーリーの今後の生活を考えてもレイモンドは病院に帰れてよかったと思う。
親の決断もなにも間違っていないと思う。

レイモンドにはちゃんと愛があるし、
とてもとても人間らしい。
ラスベガスのシーンは正直映画でしか無理でしょって感じだったけど、
映画だからこそ成り立ったあの瞬間は
素敵だったなぁ。

とにかくダスティンホフマンの演技力には脱帽。
“レナードの朝”を、超えた気がした。

最初はお金目当てだったチャーリーがどんどん人間らしくなっていくのも、ぐっときましたね。
もう一度見たい!
YukikoSwan

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