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ゴダールのリア王の河のレビュー・感想・評価

ゴダールのリア王(1987年製作の映画)
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ウィークエンドの時プロデューサーが成金でそいつが気に入らなすぎて無駄に予算つかいまくったって読んだけど、キャノンの同じようなプロデューサーと作られたっぽい今作はわざと映画的であることの逆をやってるような感じがある

複数の人物のナレーション、心象表現、セリフがそれぞれ存在していて、それが時間軸関係なく発されてエコーしたり重なったりして、マルグリッドデュラスのインディアソングに近いものがあった 話としても、シェイクスピア(五世)がゴダールから映画を引き継がされてからは時系列がない

シェイクスピアが実在の人物にインスパイアされて映画を作る映画をシェイクスピアたちが作っているようにも見える

イメージが話の中心にある エドガーアランポーとかで、その人物を鮮明に映し出したイメージがその人の魂を奪ってしまうみたいな話があって、シェイクスピアがイメージにたどり着いたあたりでリア王の娘のモデルが死ぬ

英語のwikipediaに、元々別の監督がやる予定だったけど降板になってゴダールになったって書いてあった その映画の序盤で自分を降板させてシェイクスピアが映画作ることにして最終的にウディアレンに引き継がせるのぽくて良い
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