この映画は好みがバッサリ別れると思う。僕は苦手な方だった。“時計仕掛けのオレンジ”や“シャイニング”を撮ったキューブリックとは思えないほど曖昧で抽象的な映画。その曖昧さを解釈して(もしくは敢えてしないで)楽しめる人もいると思う。
60年代に既にテレビ電話や人工知能の概念が登場しているのは驚き。あらゆるシーンでいろんな映画が思い浮かび、この後のSF映画にとんでもない影響を与えたのだとは感じた。特に星間を移動する時の抽象ショットは、この映画から30年後の“コンタクト”や、50年後の“インターステラー”にも未だに使用されているしね。またいつか観よう。