じろちぃ

パリは燃えているかのじろちぃのレビュー・感想・評価

パリは燃えているか(1966年製作の映画)
3.0
歴史を勉強できるようなできないような微妙な作品。
全編ほぼ英語ということは、アメリカによるアメリカ向け映画なのでしょう。
パリを潰そうとしたドイツ。そのパリを救ったヒーロー、アメリカ。
まあそのアメリカがその直後に広島と長崎を破壊したんだがな!
戦時のやったやられたはお互いに仕方ないにしても、戦後作られたこのようなアメリカ正義絶対的ヒーロー映画は、やはり日本人としてモヤるのである。

オールスターキャストなのかな?
すごい顔ぶれだが、皆さんチョイ役。
当時の実写映像(見応えアリ)が流れたり、レミゼを彷彿とさせる敵軍の帽子を拾って被る女性「エボニーヌ」が一瞬登場したり。
観客への媚び?サービス?それらが多いほど、やっぱりこれはプロパガンダなんだろうなと思ってしまう。

そういう冷めた気持ちで見るには興味深く面白い映画とも言えるが、長い。長すぎる。観終わるまでに3日かかった。
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