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地獄の戦場のyasu555overseasのレビュー・感想・評価

地獄の戦場(1950年製作の映画)
3.4
さっきアマゾン・プライムで見ました。

見応えは十分ありましたが、旧日本軍が見えない前斜面に設置したロケット砲がどの辺にあったか? ちゃんと明確なロケット砲の場所を映す場面に撮影して欲しかったです。

捕虜の4人日本兵の内、3人が英語をペラペラに喋れたのは凄い英会話なコミニュケーションでしたが、捕虜の1人日本兵ノムラ役の人が韓国系アメリカ人やったとは。
違和感がありましたが、それでも役作りの為に旧日本軍兵士役を演じて日本語をペラペラ喋れたのは凄く日本人らしい謙虚な姿勢があって真面目な精神、気高さが感じられました

どの旧日本軍兵士も生きるより、潔く死を選び、生きるのは恥で屈辱になる。潔く死ぬ事を望む方が強い精神の源であるという現れが描かれてたという事は昔の実際に起こった第二次世界大戦でアメリカと対峙した旧日本兵達はそれだけ精神力がかなり強く、生きる事を惜しまず、敵に追い詰められたり、降伏するより、玉砕のつもりで名誉ある死を選ぶというのが昔の日本軍兵士達の武士道な精神の現れです。

色んなアメリカ軍兵士の葛藤、訳ありがあって捕虜の日本軍兵士を憎むように取り乱して撃ち殺そうとしたアメリカの少年兵士の嫌悪な感じがありました。
主役のアメリカ軍少尉・アンダースン役の人も内面に抱えた前の戦争(ガダルカナルの島での戦争(映画「シン・レッド・ライン」であった)の影響で片頭痛を患って、元教師でありながら、吃りの教え子でもあってアメリカ人の少年・コンロイの内面から出てきた不安と恐怖も描かれてたのは良かったですが、
教師時のアンダースンが教え子に教えた一語一句の意味はどこから出てきた言葉か?
そこを明確に表現して貰いたかったです。

まずまずな作品でした。