スリラー映画の神様ヒッチコック
私にとって初めてのヒッチコック作品。
ヒッチコック監督は1899年生まれで、この映画は1954年制作だから、55歳位のとき、やや後期の作品。
ニューヨークの入り組んだ住宅地。
交通事故で休養中の男(ジェームズ・スチュワート)、暇でマンション裏窓から外を眺め、いろんな人生模様を見ている。
男は独身だけど絶世の美女の恋人(グレース・ケリー)がいた。
裏窓から望遠鏡で人間模様を眺めていたら、不可解な景色を観る。それ以降、女は見かけない。もしかしたら殺人?
主人公は歩けないので、恋人に調べてもらうも…
全シーンがマンションの一室と一室の裏窓からの景色で完結する。高級なお芝居を観ているような楽しみ方ができる。
ただ、現在の感覚からだとストーリーが全体的に間延びした印象。
それと、ずっと他人を覗き見している構図はサスペンス映画とはいえあまり好きになれない。
それにしても恋人役のグレース・ケリーさんはいま見ても綺麗ですね。