ShinMakita

熱海殺人事件のShinMakitaのレビュー・感想・評価

熱海殺人事件(1986年製作の映画)
1.7
誰でもヒトは殺せる。しかし犯人にはなれないんだよ。







工員・大山次郎が幼馴染のガマガエル似の女アイコを熱海で殺害した。逮捕された大山を取り調べるのは警視庁捜査一課部長刑事・二階堂伝兵衛だ。しかし洒落者で家柄の良い二階堂は、こんなセコイ事件を任されてウンザリしている。愛人である部下・朋子は結婚を決めたようだし、富山から仲の悪い腹違いの弟・熊田刑事が赴任してくるしでイライラも募るばかりだ…


「熱海殺人事件」


つかこうへいの戯曲を映画化した作品。今のコンプライアンスでは間違いなく地上波放送できないキャラクターとストーリー。好き勝手に事件を書き変えていく伝兵衛の無茶苦茶ぶりは、仲代さんの顔圧もあってギャグというよりホラーでした。志穂美の悦ちゃんがいきなり下着姿になるのは良かったけど、あとはもう引きまくりです。囚人が自由に街へと外出したり、起訴された人間を警察が取り調べしたり(警視庁と検察を混同しているよね)、デタラメが過ぎますな。ま、それが見どころなんだけど。


しかし大滝さんは良かったなぁ…ハゲのくせに…
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