らんらん

積木の箱のらんらんのレビュー・感想・評価

積木の箱(1968年製作の映画)
4.0
監督は増村保造、主演は若尾文子、、、ではないような
インパクトでは松尾嘉代、中心となる視点でいうと長男の少年(内田善郎)

【あらすじ】
表向きは裕福で幸福そうな家族がありました
父(内田朝雄)、母(荒木道子)、長女(松尾嘉代、28歳)、次女(梓英子、高3)、長男(内田義郎、中学生)

ある日、長男の少年は父親と長女が淫らに戯れているのを見てしまい、、、

【感想】
なんか見終わってドッと疲れた
すっごいドロドロ、狂気の世界って感じ、そしてヒステリックな感じにショックを受ける

色々とそんなことあるか?って思うけど、それはそれで物語として面白くなってるから良し
でもあの少年、物語開始前まで全く気づかないとかどんだけボーッとしてたんよ
それに真実がわかったあとも物心ついてからずっと実の姉って思ってた松尾嘉代にあんな態度取ったり、xxxしちゃったり出来るものなのか

それにしても松尾嘉代が凄かった、、、魔性すぎる、吸い込まれちゃいそう
今まで見てきた松尾嘉代のなかでベスト!
たぶん主役だよね?若尾文子は絶対に主役じゃない(けどクレジットトップ)
この辺りのクレジット順の問題も興味深い、田宮二郎の解雇の件を思い出した

若尾文子と緒形拳の共演なんてのも記憶にない
60年代後期の大映作品はあまり好きじゃないんだけど、こういう意外な共演を楽しめるのが魅力だったりもしますね
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