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ビッグウェイブのkitrustzのレビュー・感想・評価

ビッグウェイブ(1984年製作の映画)
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80年代初頭、若者達が楽んでいた各種スポーツ映像を(大雑把に言えば)珍プレー好プレー的に編集して山下達郎の極上ミュージックに乗せて仕上げたヤコペッティ風味のドキュメント映画(本作品、邦画です)。今年オリンピック種目にもなったサーフィンを筆頭に、スケボー、ローラースケート、BMX、そしてスカイダイビングやウインドサーフィン、ブレイクダンスや鳥人間的な自作飛行機やモーターサイクル系のあれこれ等々、アメリカ人の自由な気質って素晴らしいなと思わされます( o´ェ`o)。

目当ての達郎ミュージックですが今聴いても全く古さを感じさせない名曲ばかり、加えてビーチ・ボーイズのカバー(「プリーズ・レット・ミー・ワンダー」はオリジナル以上かも)も収録されていてファンの方は必聴かと思われます。

恐らく当時としては劇場に足を運ぶ客層を若い男性と読んでいたのでしょう。ビキニ女性を撮影するカメラアングルが非常にエロいです。今この企画が持ち込まれたら達郎氏は受けないんじゃないかと思うくらいに(笑)。

それはそれとして青い空と海と、この時代のアメリカン・カルチャーがギュッと詰まっていて夏のBGVとして楽しめる一本でした。
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