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グランド・キャニオンの対決のnorisのレビュー・感想・評価

4.0
59年のドン・シーゲル作品。西部劇みたいな邦題だが犯罪映画で、文字通りグランド・キャニオンの空撮また空撮で迫力満点。クライマックスは「谷の向こうの洞窟にあるコウモリの糞を運ぶ」バケット上の格闘で(最後に肥料会社への謝辞がある)、超ロングとスクリーンプロセスの編集で見せるのだが、じつにうまい。
50年代の美女#ヴィクトリアショウ が冒頭とクライマックスで、渓谷のうねうね道をサンダーバードで飛ばしているのだが、表情をコントラストにする演出が小憎い。
シーゲルらしいテキパキした80分の映画で、あまりに経済的な撮り方で粗筋を見ているようだった。
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