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主婦マリーがしたことのappleのレビュー・感想・評価

主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)
3.9
この映画で妻が夫に歩み寄る事を望むのはとてもとても違う事だなと思う。
男は徴収され、残された子供は母親一人で育てなければいけないが女性が子供を二人養える程稼げる仕事などない。
家事、子育てで一杯一杯の中で旦那が帰ってきたら旦那の性の相手もしなければならないのか。

子供を堕すこと、正解は恐らくないけれどこの映画では悪と見做され、女性が稼ぐための手段としての売春の手助けも含め"反社会的で下劣"と裁判で死刑の判決を受ける。
だけど、その売春にも妊娠にも大前提に男性の存在がある事を忘れてはいけない。
妊婦がみんな揃って妊娠の辛さを語っていた、堕ろせといわれたものもいてそこでなぜ女性ばかりに責任がくるのか。それが夫婦間でもあるのならどうすればいいのか。

監督の弟が音楽を担当したらしいがそれは映画に合わせて作ったのではなく脚本に合わせて作ったそうだ。なのに、その場面にあった盛り上がりやメロディになっていて映像と音楽が一致する重要性を改めて感じた。

最後のシーンギロチン落ちて終了なのやばいなーと思った。
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