みりお

バンビのみりおのレビュー・感想・評価

バンビ(1942年製作の映画)
3.7
小さい頃は、ディズニービデオを好きな作品順に並べてました✨
小さかったからどうしても『アラジン』や『シンデレラ』がいつも上位に君臨してて、『バンビ』は残念ながらかなーり後ろの方にしてた記憶😂💦笑

これはたしかにわかんないかな、3.4歳の子には☘️
でも大人になると本当に素晴らしさがわかる✨

まずバンビを始め、動物をここまで愛らしく描けるアニメは他にないと思う✨
動きは動物そのものだし、会話も多くない。
けれどその表情はあまりに豊かで可愛らしくて、小さい子供を観ているような愛らしさがあって、つい微笑んでしまうくらい😊💓
動物の感情をここまで繊細に表現できるなんて、本当にディズニーはすごい✨✨

また人間に命を狙われ、住処を追われる動物達の描き方もとってもリアル💦
人間がいとも簡単に切り開き、開墾して、コンクリを敷き、我が物にしてきた街並み…
でも昔はこのコンクリも、あのビルもなく、緑が広がっていたんですよね🌲🍃
そしてその中にはたくさんの動物がいて、きっと私たちのように、大事な家族と過ごしていて…
でも彼等は穏やかな生活の一方で、常に人間に怯えていました🌀
本作は人間の姿を結局描かないので、結局バンビは何に怯えているかわからないまま、得体の知れない恐怖と闘っています。
だからなおのこと怖い💦
得体の知れないものに迫られる恐怖や、住処を追われる悲しさが、表情豊かな動物達から伝わってきます。
森は元々は彼等の場所。
そんな場所を勝手に切り拓く横暴さを、動物の視点から切り取った名作でした🌟


【ストーリー】

ある春の朝、森の王様の子供としてバンビが生まれた。
バンビは仔兎のとんすけやスカンクのフラワー・牝の仔鹿ファリーンらと出会い、夏・秋・冬と季節を経てバンビはすくすくと成長していく。
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