ヘラルドスクエア

モンテーニュ通りのカフェのヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)
2.5
誰もが思い描く、おしゃれなパリの一幕を堪能させてもらえます。
芸術の都パリとカフェ。
まぁ高級な人たちだこと…。
憧れしかありません。
みなさんお金持ち、それも超が付くほどの。
いわゆるアカデミックな芸術と、サブカルを明確に対比させています。
庶民とブルジョワってことなのかなぁ。
オークションで自分のコレクションの数々、モデリアーニやモンドリアンを平気で売ったり。
シドニー ポラック監督がサルトルとボーヴォワールの愛について議論して。
病院ホールでのチャリティミニコンサートなのに数千万円もするスタインウェイを弾いたり。
ブランクーシの現代彫刻の金字塔「接吻」の前でセックスして。
ホントかよと思わず突っ込みたくなる上流な世界。
その一方で、ポップ歌手サッシャ ディステルでノッてるおばちゃんとか、ビージーズが着メロだったり。TV俳優を下に見て、恥ずかしがります。
二つの世界を繋ぐ劇場前のカフェがあって、そこのウエートレスが狂言回しとして機能します。
最後は全員がハッピーになって、めでたし。
ま、元々不幸ではなかったんですけどね。