すずす

乗合馬車のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

乗合馬車(1921年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

インスピレーション・ピクチャー製作、『拳銃王』『頭上の敵機』のヘンリー・キング監督のサイレント映画の名作。聖書のダビデとゴリアテの物語を、監督の出生地ウェストバージニアで再現。

以下は物語。
ウェストバージニアの田舎町グリーンストリーム。小作農の次男デビッドがお隣の少女エスターと仲良し。しかし、彼はまだ男の子、男としては認めてもらえません。
エスターの家に、隣の州から追手を振り切り逃げてきた、無法者の三人組が居候。デイビッドのペットの犬を殺し、郵便配達の兄と揉め、兄は寝たきりになってしまいます。復讐の為、デビッドの父は銃をとりますが、心臓発作で、息を引きとします。銃をとるデビッドを、母が引き止めます。デビッドがこの家の最後の男なのです。
働き手の兄を失い、一家は農場から追い出されます。デビッドは兄に変わって馭者として名乗り出ますが若すぎると拒否されます。雑貨店で働く中、馭者が飲酒で首になり、機会が回ってきます。しかし、デビッドは郵便袋を落とし、それを三人組に拾われ、喧嘩になります。デビッドは腕を撃たれますが、二人に発砲し、ボロボロになりながら郵便袋を積んで、村に向かうのでした。

原題『辛抱つよいデビッド』。邦題『乗合馬車(Hack)』は『辻馬車』か『荷馬車』とすべきだった気がします。
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