らん

プレタポルテのらんのネタバレレビュー・内容・結末

プレタポルテ(1994年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

まったく予想外の作品でした。ストーリーなんて、あるようでいてない、パリコレの舞台裏ドキュメンタリーのようでした。

コレクションのショーはどれも素晴らしく素敵で、特に駅の廃屋を舞台にしたショーはとても面白く、ラストを飾ったショーには圧巻で、驚きと感動とで鳥肌が立ちました。額に入った彼女たちの画の美しさといったら‼︎

現地レポーターのキム・ベイシンガーも良かった。錚々たるファッションデザイナーの面々に次々とインタビュー。あれだけの数の有名デザイナーやファッションモデルたちが台詞を覚えて演じるとは考えられず、ならばインタビューは全部アドリブ? 日本のマスコミのレポーターがまさしくゴミくずとしか思えなくなります。

髪結いの亭主と哀しい恋をした仕立て屋が並んでる場面が妙に可笑しくて。
レオンのボスがピンクのシャネルを着て喜んでいたり。

物語としては評価できるほどの内容ではないのですが、ショーが素晴らしすぎたのと、普段は見る機会がないデザイナーの話をたくさん聞けたところで★がぐんと増えました。
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