とり

ナイト ミュージアムのとりのレビュー・感想・評価

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)
3.6
子供向けライトコメディ路線。
子供向けのわりに大人も純粋に楽しめる前向きな良い映画だと思ったけど、なんか物足りなかった。
何も考えずところどころ笑えてあー面白かった!そして思い出すほどの内容は特にない。
なんつーか、毒気がまったくなくて、良い子ちゃんは面白みに欠けるよね、みたいな世界。
ベン・スティラーは顔がくどくてあんまり好きじゃないっての以外は、どのキャラも可愛らしい造形で好感持ちました。
私としては主役よりむしろロビン・ウィリアムズの安定した存在感と、オーウェン・ウィルソンの胡散臭さが良かったなぁ。
ミッキー・ルーニーも歳の割りに大ハッスル状態で、毒気の足りない本編の中では一番異色に感じた。
CG映像が思いのほかダメっぽくて、わざとチープにしてるフシも感じられて、せっかく大画面での鑑賞を楽しみにしてたので、少々ガッカリさせられました。
ストーリー展開も、もっと冒険心をくすぐって欲しいっていうか、もっともっと面白くなったはずっていう気持ちが先にあって、なんかもったいない。
そうするとベン・スティラー主演の意味がなくなってくるのかな。
一番笑えたのはタイヤの空気シーン。あのマンガ的な対比が気持ちいいほどにヒット!
エジプトのファラオのエピソードも良かった。
異なる2つのイメージを対比させる演出は素晴らしかった。
私自身声に出して笑ったのはタイヤシーンだけだったけど、周囲のお客さんにいたっては誰も笑ってなかった。ガマンしてたのかもしれない。The日本人。
公開からかなり経過してて人数も少なかったってのもあるかな。
コメディとホラーは映画館で大人数で観るに限りますな。
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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