ポケ文太郎

四人の復讐のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

四人の復讐(1938年製作の映画)
3.6
1938年 アメリカ

ジョン・フォード監督のアドベンチャー・ミステリーときどきコメディ

無実の罪で不名誉除隊となった父親の汚名をそそぐべく、奔走する四人の息子たちのお話

父親が自殺にみせかけて殺されてしまい、それを示す証拠は盗まれる
背後に大きな陰謀があるとにらんだ兄弟はインドと南米の二手に分かれて真相解明に乗り出した

次男の恋人役ロレッタ・ヤング、兄弟にしつこく絡んできて探偵気取り
ちょっとうざいけど、自ら証拠をつかもうと行動する姿はこの時代の映画の女性像としては珍しいんじゃないのかな

次男役がデヴィッド・ニーヴン、女性にモテモテ(死語)パイロット
そんなイメージなかったので、見ていてもピンとこなかった
やっぱりユーモラスなシーンが似合う俳優だと思った

長男役がジョージ・サンダース、珍しくおとなしい役柄で存在感も薄く
「似た俳優」だと思って見ていたら本物でびっくり!

結構、人が殺されるのに悲壮感はなく
世界中を飛び回るのに壮大な感じもしない 笑
重たいストーリーなのにコメディ要素が多かった

スピーディーな展開とテンポのの良い会話で、鑑賞後は「あゝ面白かった!」と思えた作品でした
ポケ文太郎

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