まふ

運命の女のまふのレビュー・感想・評価

運命の女(2002年製作の映画)
3.6
原題のUNFAITHFULは不貞・不倫という意味。
最近になってエイドリアン・ライン監督の撮り方や演出が好きなんだと気が付きました。血が大袈裟に出るのも面白くて好き。
郊外の一軒家に暮らすサムナー家族。夫婦仲も良く穏やかで変わり映えのしない幸せな日々。そんな日々に何処か物足りなさを感じ始めていたタイミングで、いつもと違う事が重なって夫と全く違うタイプの男に出会ってしまった事がコニーの心を揺さぶっちゃったんだろうな。
序盤のとんでもない強風が既に不穏で不気味なのが良いし、初めての不倫情事後のコニーと後半のエドワードのトイレのシーンが対比に使われていておお!と、なりました。後半から一気に怖くなるのも良かった。しかし不倫が下手すぎる。
ちょっとしたきっかけから始まった火遊びだったはずが、最終的に全て燃やし尽くしていく様が最期まで辛かった。終わり方もただただ悲しいけれど好きでした。
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