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湖中の女のlemmonのレビュー・感想・評価

湖中の女(1946年製作の映画)
2.6
フィリップマーロウの探偵者。

カメラが主人公のマーロウの目線で終始進む。途中数回、「俺ですよ!」とモンゴメリーが案内役のように登場する。

マーロウ目線のため相手役の役者が目の前でお芝居をしてくれる。先日見た「潜行者」も同じ手法を前半使っていた。年代的にこちらが先か!新鮮だったが、かえって芝居が臭く感じた。特にオードリートッター。「潜行者」のバコールはそんなことなかったし、彼女の方が上手いのかなあ。そんなふうに感じた。

上記の技法がすごいなあと思いつつ、やはり違和感。致命傷は人間の目はここまで視野が狭くない。観たことないが「ブレアヴィッチプロジェクト」のように主役がハンディカメラを持って撮影し、そのカメラが目線になると、あの画角にはなるかなあと思う。


途中、パラノーマルアクティビティのような怖さはあり、音楽もそれに合わせたように怖くてビビった。

ただいかんせんハッタリ系の怖さ。
画角が窮屈で視野が広いであろう探偵の目線とは思えなかったかなあ。映画に乗れなかった。。。
楽しみにしていただけに残念😥
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