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シェナンドー河のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

シェナンドー河(1965年製作の映画)
3.9
ジェームズ・リー・バレットの脚本をアンドリュー・V・マクラグレン監督が映画化したヒューマニズム溢れる西部劇(叙事詩)。
南北戦争に巻き込まれる農場主一家を描いた監督の代表作。
フランク・スキナーの音楽もよい。
原題:Shenandoah (1965)

1863年南北戦争中、バージニア州シェナンドー河の流域で500エーカーの広大な農場を経営しているチャーリー(ジェームズ・スチュアート)一家。
牧場主は、妻を16年前に亡くし、7人の子供(娘一人と息子6人)を育て、奴隷を使わず、戦争には中立を守っていた。
しかし、娘ジェニー(ローズマリー・フォーサイス)と恋仲だった南軍の将校サム(ダグ・マクルーア)は、結婚式の最中に戦場にかり出される。
さらに、末っ子のボーイ(フィリップ・アルフォード)も、南軍の帽子を拾ってかぶっていたせいで北軍の捕虜として連れ去られる。
チャーリーは、娘が生まれたばかりの次男ジェームズ(パトリック・ウェイン)と妻アン(キャサリン・ロス)を残して、家族皆で末っ子の捜索に向かう…。

「好きか?愛してるとは言ったが好きはまた別だ。結婚の際、私は妻を愛してなかった。だがとても好きだった。結婚後3年間は好きだったが、ある日愛してると気づいた。今もだ。好きじゃない女を愛そうとすると…」

「女に気を配るのは楽じゃないそぞ。言葉に出さないものを求める。
…もしそうなったらそっと抱き締めろ。抱き締めてほしいだけなんだ」

「覚えてといて。男の人は時々一人になりたいの」

「初夜には新婦を抱いて入るものだ」

人情味ある父親を演じるジェームス・スチュアートが印象深い。
キャサリン・ロスのデビュー作だが、個人的には美人でスタイルのよいローズマリー・フォーサイスに引かれる。
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