ルキノ・ピ助ンティ

ロルナの祈りのルキノ・ピ助ンティのレビュー・感想・評価

ロルナの祈り(2008年製作の映画)
3.8
およそ7年ぶりの再見。
当時は何かとんでもないものを見た気がしたけど、見返したらそうでもなかったあるある。多分「バルタザールどこへ行く」辺りのイメージが合わさってた。リアリティから内的・神秘的な世界に向かう話は今でも好みではあるけどいまいちのれなかった。やはり優しすぎる。主人公が幸福の絶頂で終わらせるからだと思うが、邪推する俺はこの後の悲劇を想像する。
ホームと社会との境としてよく道路を渡るところを撮っていたのに今作ではなかったような。その点でもロルナのための話にしたかったんだろう。