ラグナロクの足音

ロルナの祈りのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

ロルナの祈り(2008年製作の映画)
4.3
ヤク中男との偽装結婚でベルギー人になった主人公のアルメニア移民が、ブローカーから続くロシア人との偽装結婚を迫られ、自然な離婚を装うためにヤク中男の殺害を命じられるが、中毒から必死に抜け出そうとするひたむきな彼の姿に心奪われ、やがてブローカーから逃げ出すというプロット。結果的に企てがバレ、ヤク中は殺されてもなお、お腹のなかの子ども(妄想)を助けようと必死になる母親像がなんとも残酷且つ勇ましい。途中から独り言が多くなるあたりから、お腹の子を意識しているのがわかる。
ラグナロクの足音

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