このレビューはネタバレを含みます
道徳的に許されないことかもしれない復讐しながら自分の傷が癒えることなく、悪党を殺していく話。
彼も殺されて自分も犯されて…から始まるから罪を裁けるのは法だけといえども最後の殺人だけは警察官が心動いてしまったくらいには仕方ない気もしてしまった。
人の人生をあれだけ変えた、負の連鎖が続いてしまうような最後はある意味バッドエンド。警察官といっしょに逃避行みたいな夢物語的なおわり方をしていればある意味ハッピーエンドだったかなと思う。
でもやはり、殺された彼を忘れられないんだからそんなこともならない哀しいお話。面白かったけどちょっと切なかったし心が痛む。