SEIJISAN

燃えよデブゴン4/ピックポケット!のSEIJISANのレビュー・感想・評価

2.0
スティーブン・セガールが出ていれば全て「沈黙の〜」と邦題が付けられる。サモ・ハン・キンポーが出ていれば「デブゴン シリーズ」と銘打たれる。本作も「燃えよデブゴン」とは関係が無い。ストーリーはスリで稼ぐ4人組が偶然国際的なダイヤモンド密輸団と関係を持った為に遭遇する災難というもの。80年代の香りがフィルムに充満していて、当時の香港製カンフーアクションコメディ映画のお約束がキチンと守られている。スタントの激しさはジャッキー・チェンの作品と互角かと思う程。驚いたのはクライマックスでスプラッターホラーみたいな血しぶきを使った演出がされていた事。そこまで他愛のない面白おかしいカンフーアクションで進んできたので突然の血しぶきで焦った!「男はつらいよ」を見ていたら「八つ墓村」並の血しぶきがあがる様なものです。驚いたのとあまり見たいと思わない演出で残念です。ストーリーもまとまりがなく、散発的なアクションとコメディで折角のサモ・ハン・キンポーのカンフーも活かされていないです。「香港カンフーアクション映画が好きだ!」って方意外にはオススメしません...。
SEIJISAN

SEIJISAN