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女囚さそり 第41雑居房のkurtのレビュー・感想・評価

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)
3.4
女囚さそり2作目。前作からの続きで、再び刑務所に入れられた松島ナミ。前作でナミのせいで片目を潰された刑務所長から様々な嫌がらせを受ける。独居房から雑居房に移され、ひょんな事から脱走する事のできたナミは、逃亡しながらも復讐する機会をうかがうのだが、、。

今作は刑務所内より、逃亡してる時間が長く、囚人達のロードムービー的な印象が強い。
雑居房の何人かと逃げるので、わちゃわちゃと騒々しいが、松島ナミだけは相変わらずほとんど喋らず、目で語る。笑
圧倒的な存在感と美しさも変わらず。

今では無理そうな昭和のノリのぶっ飛んだ事ばかりする演出は面白かったけど、時々挟まれる幻想的なイメージ映像みたいなのが、不気味なのは良いが、テンポを悪くしている気もした。
スタイリッシュコーデも健在で、前作と同じくラストはスッキリさせてくれる作品でした。
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