ゴン吉

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソンのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.1
警視庁特命係の名コンビの活躍を描いたテレビドラマ「相棒」の劇場版。
テレビ朝日開局50周年記念作品。
水谷豊主演、寺脇康文共演。 

ニュースキャスターが殺害され、女性衆議院議員の事務所に爆破物が届く。
議員の警護を命じられた警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、爆弾を積んだラジコンカーの襲撃から議員を救う。
SNSサイトの情報から事件が連続殺人と断定した右京は、犯人のターゲットは東京ビッグシティマラソンの3万人のランナーと15万人の観客であると判断。
チェスの暗号をヒントに爆弾テロ現場を推測し、テロを防止しようと奔走する二人であったが、その裏には政府が隠すSファイルが重要なカギを握っていた。
果たして犯人の目的は?
そしてSファイルとはいかなるものなのか?  

次々とあらわになるトリック。
タイムリミット内に謎を解いていく右京と犯人の頭脳戦が繰り広げられ、ストーリーはもとより容疑者も二転三転し、ハラハラしながら楽しめた。
そして思いもよらぬ結末がまっており、ある意味納得ですが、切なくも涙の物語でした。
マスコミやそれに踊らされる国民へのメッセージも感じられます。
テレビドラマ「相棒」らしい余韻の残る作品です。
「人は忘れます!」

2022.1 地上波・テレビ朝日で鑑賞
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