とし

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソンのとしのレビュー・感想・評価

4.2
地上波放送を録画して鑑賞。
上映期間中に映画館で観て、以前の地上波放送でもDVDでも観たから今回で4回目くらい。

このご時世に視聴率2桁をマークし続けるオバケ番組、「相棒」の劇場版第1弾。

Season 6からほぼ毎週のように観ている生粋の相棒ファンなので、評価は贔屓目もあるかもしれないけど、大好き。

エルドビアで人質が殺されるシーンは印象に残っていて、今回観る前もはっきり覚えていたな。
これ、冒頭にも描かれていたはずなんだけど、今回の放送ではカットされていたな。
これ以外にも明らかにカットされているシーンがいくつかあって大変に残念。
まあ、文句があるならまた金出して観ろよって話なんだろうけどね(笑)

亀山くん、懐かしいな。
出演期間が長い分、やっぱり神戸くんやカイトくんよりも亀山くんや冠城くんの方が相棒って感じはする。
その2人の中でも、冠城くんは知的だからちょっと右京さん寄りなところがあるけど、亀山くんのときは推理は右京さんで行動は亀山くんというバランスがとてもよかった。
亀山くんと伊丹さんは、いがみあっていることが多いけど、実は互いを信頼しあっている同期という関係性が好きだったな。

亀山くん以外にも美和子や三浦さん、大木さん、小野田官房長など、懐かしい面々が多数出演。
たまきさん懐かしー!ってならなかったのは、彼女の出演シーンが見事なまでにカットされていたからか。
不祥事俳優は電波で流せねぇよ!ってことなのかな?!作品に罪はないんだけどね‥‥。

裁判で過去の悪事を暴くために、自ら注目を浴びる事件を起こして捕まる。
「あなたのおっしゃっていることは正しいと、僕も思います。ですが、あなたの選んだ方法は、間違っています。」という右京さんの言葉に尽きる。
でも、犯人の主張もわからなくはない後味の悪さが相棒らしさであり、好きな部分でもある。

報道の在り方への皮肉とか、時勢を斬る感じも相棒節よね。
回転寿司のお皿は戻さない。右京さんと官房長の何気ない会話だけど、ここでの「人は忘れる生き物」っていう話がラストで右京さんから官房長へのメッセージとなるのは深い。

22-21
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