魂コシ

河童のクゥと夏休みの魂コシのレビュー・感想・評価

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)
4.4


以前にも観た事があるけど、二度目でも十分に面白いし感動する。夏に家族で観たい作品。

良作アニメ映画の法則(自論)である夏、自然、子供の三要素を扱っている。

江戸時代から現代にタイムスリップ(厳密には違うけど、こう言うとわかりやすいかな?)した主人公クゥ(河童の子供)と、小学生の康一とその家族との交流を描いた話。
自然の美しさや家族の温かさがある反面、現代の人間社会やマスコミの汚さ醜さも描かれている。


河童を中心にいくつかの妖怪が登場して「もしかしたら現代にも妖怪がいるかもしれない」という夢を感じられた。

「人間はオラ達や神様から川や風や住む場所を奪った代わりに魂を無くした。って父ちゃんが言ってた」的なクゥのセリフが一番印象に残った。

この原恵一監督は、クレヨンしんちゃんの映画をたくさん監督してて、「カラフル」という作品もすごい良かった。今年は初の実写作品「はじまりのみち」を公開したそうなのでこちらも楽しみだ。
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