時計じかけの俺ん家

河童のクゥと夏休みの時計じかけの俺ん家のレビュー・感想・評価

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)
4.5
「平成の夏、河童の出会いと別れを通して少し大人になる主人公」

荷物を持ちながら改札を通る時の描写など1つ1つの映像が丁寧に作られている。モーレツ大人帝国を撮った監督さながらの父親が子供と同じ目線でありつつも、大人の達観も交えた描き方もいい。

沢山ある映画の食事シーンの中でもこの映画の食事シーンが好きだった。美味そうに見える必要はない。誰と食べるかで物質以上に見えてくるものがある。