みあね

河童のクゥと夏休みのみあねのネタバレレビュー・内容・結末

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

河童と暮らした一夏の思い出。

東久留米市に住む小学生の“上原康一”はひょんな事から石を拾う。自宅に持って帰り、水に浸けてみると中から河童の子供が姿を現した。
弱っていた河童を、一時的に保護する事となった上原家だったが…

正直あまり好かん作品だった。
昔見た時はそういう感想ではなかったが、歳とってから観るとモヤモヤが半端ない…
この気持ち悪さは何なのか言葉にし辛いな…(;´Д`)
まずオッサン(犬)が居た堪れなさ過ぎる…前の飼い主に裏切られて次の飼い主にも裏切られて最後には命まで…そんで亡くなってからの扱い雑くね?唯一本当に心を痛めたのはクゥだけだよ…
亡くなった原因が全部上原家のせいではないが結果としてね…そしてクゥが来てから散歩以外基本放置なのも多分引っ掛かったんだよな…(;´∀`)
とまぁ、犬の飼い方は置いとくとして…クゥが優し過ぎん?一宿一飯、命の恩人だとしても搾取・強要されすぎて胸が痛い(´;ω;`)
そういう意味では人間の身勝手さ・醜さ等は凄く上手に表現されている作品。
そして大人なら未知の生物を飼育してる事を発表してしまったらどうなるかくらい想像つくだろと…実際に日本では特定動物の飼育でさえハードル高いのに。最初の段階から判断ミスり過ぎてて泣きたくなる…と色々ツッコんでしまう自分が居る(´・ω・`)
純粋な気持ちを持ち合わせていない自分には素直に友情物語として観れなくなってしまった模様。

最後に今作が“文部科学省特別選定作品及び日本PTA全国協議会特別推薦作品”というのは凄く引っ掛かる(;´Д`)

※作中で犬さんへの虐待シーン、親河童さん・犬さん・烏さんが亡くなります(明確な描写あり)。苦手な方はご注意ください。
みあね

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