大室ちあ

夢の中の大室ちあのレビュー・感想・評価

夢の中(2023年製作の映画)
3.0
2024_022

FanVoiceさんオンライン試写会にて鑑賞

正直いうと物語の根本的なところはよくわからない
だけどそれでいいと思いました
答え合わせがあるわけではない。
あのシーンは何か意味があったのかとか、そもそも今これは現実の話なのか夢の話なのかその2つの世界が入り混じるので最初は分かりづらく感じる。
だんだん主演ふたりの事情がわかるようになってくる
私たち視聴者にあえて考えさせる
幽霊のような表情も感情もないようなタエコが最後に見せる表情で
夢から醒めるような感覚を味わう。

劇中のSEもそうだが、俳優のセリフのリズムなど音にとにかくこだわったという。
この音は何?なんで今このSEなの?と思いながら見ていたがそれさえも夢の世界観に入り込まさせる感覚。
だからちょっと怖い感覚になる時もあった。
ホラー映画のようにいきなりわっ!っと何かくるんじゃないか
この夢から醒めるのがむしろ怖いと感じた。

監督が集中が続くのが90分までの映画ということでこの60分ほどの短さになったという。
若い考え方、若い映画への価値観もあり生まれた映画かなと。

監督のトークライブも聞いてもう一度見て見たいと思った作品でした。

@fansvoicejp
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