160年間禁書とされていた、異才マチュー・G・ルイス19歳の作品の映画化☆
原作がどれだけ背徳にまみれ、ドロドロとしているのかは分かりませんが、今作はそこまで重たくないので見易いです。
まあ、気持ちの良い作品ではありませんけど…
キャストと、ゴシックな世界観は素敵でした♪
1595年。
マドリッド郊外にあるカプチン会修道院の前に、生後まもない男の子が捨てられていた。
男の子はアンブロシオと名付けられ、その後、町中の人々が説教を聞きに来る程の立派な僧に育つ。
ある日、火事で焼かれた顔を隠す為、仮面を被った見習い修道士バレリオがやって来る。
しかしバレリオは女性。
それを知ったアンブロシオは彼女を追い出そうとするが、関係を持ってしまい、欲に溺れていく。
そんな時、病気の母親を助けて欲しいと、純粋無垢な少女アントニエが頼みに来た。
アンブロシオは少女を忘れられなくなり、バレリオに言われるがまま、黒魔術に手を染めてしまう……
んー…もっとアンブロシオが悩む姿を見たかったな~
超禁欲生活の男が、欲を知ってしまった戸惑いとかが、少なかった気がします。
でも、無駄に濡れ場を入れない作りは良かった!
いくら欲にまみれるとは言え、そういうシーンをごりごり見せられると萎えるので。。
しかし、悪魔の誘惑って巧みだよなぁ~
上手く乗せて乗せて落とす妙技、素晴らしいw
暗い気分になりますが、人間って弱いよねと改めて気付ける作品でした。