eriiko

94歳のゲイのeriikoのネタバレレビュー・内容・結末

94歳のゲイ(2024年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

独身で子を持たない人と何が違うのだろうと思ったが、選択肢があることとないことの差を突きつけられた。自分のアイデンティティの一部がないもの、もしくは異常と見なされているとはどういうことだろう。

人類が誕生した時から、セクシャルマイノリティは存在し、動物界にも発見されている。少数なだけで"自然"なことなのに、未だマジョリティに属するものが痛めつけるとは、人間はなんと愚かで弱い生きなんだろうか。

薔薇族を万引きし、万引きしたことよりもゲイであることを知られるくらいなら飛び降りるという選択をした17歳の少年。二度とこのような悲劇が起こらないことを願うばかり。

"ゲイ友"が出来て、無縁だと思ってた遺書を書いた長谷さん。どうかいつまでもお元気で。毎日が幸せと感じられる日々でありますように。
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