記憶喪失の男の心の旅を描いたロマンスヒューマンドラマ。
舞台は1918年秋のイギリス。
戦争で記憶喪失になった将校が、メルブリッジ郡立精神病院に収容されて隔離治療を受けていた。
霧が濃い日に病院を抜け出し、町でショーガールと出会う。
その後、彼女と結婚して子供をもうける。
リバプールの出版社に就職の話があり、面接のために一人出張するが、そこで事故にあう。
過去の記憶が蘇る一方で、逆に記憶喪失中の直近の3年間の記憶が失われてしまう。
思い出した過去の記憶を元に、実家に戻るのだが.....
登場人物が、みんないい人ばかりです。
記憶喪失中の彼の行動がじれったくてもどかしいです。
ラストの鍵を開けたシーンの後には、涙が溢れて止まりませんでした。
ヒロイン役のグリア・ガーソンの輝きが眩しくて、演技も素晴らしいです。
ガーソンは1942年から5年連続、通算8回アカデミー賞にノミネートされたのも頷けます。
心が洗われる本当に素敵な名作です。
BS TVで鑑賞