厳密には映画ではないが、
前作同様にアニメ新シリーズに向けて、
"刀鍛冶の里編"の最終話と"柱稽古編"の初回
を合わせて上映する本作を劇場鑑賞。
前回の"上弦集結、そして刀鍛冶の里へ"
からしっかり劇場で公開する
意識が見受けられて、
良く改善された先行上映だと思った。
"刀鍛冶の里編"の最終話だが、
内容は知っていても高いクオリティの
戦闘をスクリーンの良い劇場音響で
拝めるのが有り難い限りだ。
前回と違い、話を跨ぐ事での
エンドクレジットやアイキャッチも無く、
物語が地続きとなっているのも好印象だった。
"柱稽古編"に関しては、
風柱と蛇柱である不死川と伊黒の
アニオリ戦闘があり、
それまで戦闘描写が無い二人の活躍が
描かれる満足感の他に、
無限城を仄めかす描写もあるのが
嬉しくもあった。
"刀鍛冶の里編"では出番が無かった
善逸や伊之助も久々に登場し、
柱稽古に至る迄の過程が丁寧に
柱同士でやり取りされるのも良かった。
エンディングも本作の為に用意されており、
「絆ノ奇跡」と「竈門禰豆子のうた」の
リミックスとなっていて素晴らしかった。
不満点らしい不満点は無いのだが、
前回同様にTV放送済みのエピソードと
先行上映と理解していなかったのか、
隣で観ていたカップルがTVと一緒な事
に不満気だった会話が聞こえてきたので、
新作映画と履き違えていると
ガッカリしてしまうと思った。
前回の先行上映での不満を解消した
見事な上映となっており、
今後の最終決戦となる無限城まで
期待値が高まる内容で良かった。
劇場にしろTVにしろ追っていこうと思う。
