想い残しのある死者たちのリメンバーミーなのか、震災を核に描きたいのか…話の狙いは分かるけど、中途半端。それほど震災の念は計り知れず、描くなら徹底的に核とし、新しい視点の震災を描いた映画にした方が良かったのでは…。ま、そうなったらあまりにも重すぎるか…。
どこか大林宣彦チックな雑さ（味？ノスタルジー？レトロ？）もあり、嫌いじゃないけど…もっと泣かせて欲しかった。
人はいつかは必ず死んじゃうけど、現実、やっぱ生きてる事（人）には敵わないよな。愛する者が亡くなっても、人はそれでも生きていかなきゃならないし、愛する者を思い出す事はあっても…もちろんもっと大切にしとけばとか後悔はあっても…それでも生きる為には新しい人生を作らなければならないし…死者に対する想いは次第に薄くなる。
もし死後の世界ってのがあるならば、生きてる側の想いより、死んだ側の想いの方が強いよね…。俺の事忘れないでねー！って…。
そう考えれば、ディズニーのリメンバーミーって…名作だよなぁ。
