『パレード』（2024）
瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子。離ればなれになったひとり息子の良を捜す彼女は、道中でアキラという青年や元ヤクザの勝利、元映画プロデューサーのマイケルらと出会い、やがて自分がすでに亡くなっていること、未練を残して世を去ったため、まだ“その先”に行くことができずにいることを知る。そしてアキラたちもまた、さまざまな理由でこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を捜すパレードに参加したことをきっかけに、少しずつ心が変化していく。(映画.comより引用)
好きな俳優さんたちが出ていて楽しみにしていたので、なるべくあらすじや前情報をシャットダウンしていた本作。やっと見れました。それにしてもネトフリはCMに力入れてるから大変だった笑
藤井道人監督の過去作品に出られた俳優さんが何人か出ていましたが、本作自体は監督の今までの系統とはやや離れる挑戦的な作品であり、同時に追悼作品であったと思います。一つ選ぶとしたら「宇宙でいちばんあかるい屋根」だけどあんまりしっくりこない。。
近頃のネトフリオリジナル映画の質の高さ、、(ハズレを引いた時もありましたが)、バカにできない。
みんながみんな主演ばりの働きをしていて個性が混ざり合って美しかったです。
もし、自分の身の回りで亡くなった人が自分のことを見守ってくれているのであれば、もう少し頑張れそうです。
死を一回経験し、自分を満足させるとさらに"その先"への2回目の死を待ち構えている辛さもありましたが、、
最後に奥平大兼を持ってくるセンスの良さに感服しました、直接的な再共演はなかったものの「Mother」を思い出す。。(偉そうでｽﾝﾏｾﾝ)、そしてラストの顔は奥平大兼にしかできないし、大正解！！
河村光庸さんに捧ぐ映画。
2024-148
