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アユニ/私の目、愛しい人のものレビュー・感想・評価

アユニ/私の目、愛しい人(2020年製作の映画)
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ーイスラーム映画祭 2024


政権を維持したいがために国民を怖がらせようとして「誘拐、姿を完全に消させる」の意味が本当にわからないしなんで世界も何もしないで放っておいてるのか本当にわからない。最近『ビヨンド・ユートピア』を観たけど独裁政権は本当に良くないしただ何もできずに知ることしかできない自分が情けなさすぎる。政権が政策として国民を殺すの本当にわからないし、劇中にもあったけどアサドを国連裁判所に掛けたいって言ってたけど何故出来ないんだろう、こんなに人が死んでるっていうのに

こんな厳しい状況だけどそこに幸せを見つけて結婚式を挙げているのに何も言えない気持ちになった。バーゼルとヌーラの出会い方が最高すぎた。
アサドもなんで権力を維持できてるのかわからない、アサドの周りも権力を維持していたいから甘い汁を吸い続けたいから反逆とかが起きないっていう事?
シリアは親子二代の独裁政権(北朝鮮みたい)
なんで国連が介入しないんだろうって思ったらロシアが軍事介入の案を全部潰してるかららしい。

みんなガザの事は声を上げてるけどシリアについてはスルーだよなって思った。難民映画祭とかStand With Syria Japanのセミナー(?)でシリアの現状を知っててこの映画見たけどやっぱりこの映画見てもなんで2024年になってまでこんな事が起こっているんだろうという気持ちにしかならない。

シャツの中に携帯入れて動画を命懸けで撮ってくれているお陰でこの状況が知れる訳だし本当に早くアサドが降りて幸せに暮らせるようになってほしい。シリア関連の映画もう一回観ることにしよう


パンフレットのコラムにある
『シリアの失踪者は研究のデータでも憐れみの対象でもない、一人ひとり名前があり夢があり家族がいる、何より祖国解放と自由のために全てを捧げた誇り高き人々でありたとえアサド政権が奪い去ろうともなぶり殺そうとも彼らの勇敢な命の鼓動は今も人々の中に響き渡っている』
この言葉に胸を打たれた、生まれた場所が違うだけでなんでこんな酷い事が彼らに起こるのかと悲しい気持ちになってしまうが彼らは何よりもまず勇敢に生きていたし
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