みねち

ゴジラ-1.0/Cのみねちのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)
4.0
カラー版はおろか、この手の作品はあんまり観てこなかったので、新鮮な気持ちで楽しめた👀

絶望に次ぐ絶望…なんだかんだいって上手く収まるよねってタカを括ってたら横っ面を張り倒す勢いで重ねてくる絶望。
目が離せなかった。

そしてゴジラの大迫力!カラー版の予告で散々見た背中が青白く光るシーンは、モノクロだと目がチカチカするくらい真っ白で、見応えあった!
あの咆哮も伊福部昭のテーマ曲も、劇場で体感できてよかった〜


特攻、玉砕、散ること、命懸け…そういった自己犠牲の美学に対して、はっきりノーを突きつけているのもハッとさせられたところ。
日本に限ったことではないけれど、命を捨てて何かを守ることが賞賛される風潮はそろそろもういいよね。


安藤サクラの存在感!
序盤に投げつけた一言で、そのあと映るだけでわたしまで嫌ーな気持ちになった。そこから優しさを知っていくとこちらの心も温かくなった。その後は「澄子さん」って名前が出るだけで、画面にいなくても顔と声が浮かんでくる。ゴジラばりのインパクトがあった😳

神木隆之介のトラウマと闘う姿も壮絶だった…自分や生きることを否定してるのが顔にも雰囲気にも現れてて、最初誰だかわからなかった🙄


邦画のあいたたた、なところも健在ではあるんだけれど。笑
やたらうるさい脇役とか、盛り上がり方がどの時代を扱ったどの作品でも大体同じ群衆とか、わかりやすすぎる伏線とか。

けどあの迫力を体感できたし、2時間しっかりのめり込んで楽しめた!
そのうちカラー版も見てみよう🦖
みねち

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