「次郎長三国志」シリーズ第5弾。
今までの作品と異なり、ミュージカル映画のような煌びやかなシーンと、大人数による激しいアクションシーンが特徴の作品。
清水港はお祭り騒ぎ。
鬼吉と綱五郎はお千と踊る為に必死になったり、大五郎や大政はたくさんお酒を飲んだりと次郎長一家も盛り上がる。
そんな中、お蝶の計らいで久しぶりにお酒を飲む次郎長。
そんな中、最近甲州にある賭場を荒らしている猿屋の勘吉。
その噂を聞いて、お仲は甲州へ偵察に行くが…
お祭り騒ぎから殴り込みと、本作は任侠映画の要素が強い。
毎度お馴染みの次郎長の懐の深さは控えめだが、その分お蝶とのラブラブっぷりが見れるのは新鮮。
有名なラストの石松だが、終始和やかで笑い要素もある本シリーズにとっては、なかなか衝撃的なシーンだった。