田中孝雄

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーの田中孝雄のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【きっかけ】 ゴーストバスターズシリーズ

2.5を基準にしてます。
最低5回は観ている場合4.0以上のスコア。

あー。コレめっちゃ難しい…。

「80年代は未来のことなんてまるで考えていなかった」なんて凄いセリフが飛び出してくる。

そうなんよ。

80年代に中身を求めちゃいかんのよ。

80年代は中身なんて関係なくて外の箱がキラキラぴかぴかしてれば皆ハッピーだったのよね。そんな時代。

もれなくこの映画も80年代に産声をあげた映画でお化け退治のドタバタコメディ。
めんどくさいおっさん(当時はにぃちゃん)達が色んなNY中を巻き込んで、最後はめでたしめでたし。

40年近くも経つと映画自体にも質やら思想やらを多分に求められる様になってくるからこんな中身の無いものにも無理矢理「家族」やら「友情」やらを詰め込まなきゃいけなくなる訳で。

前作はその辺りを絶妙なバランスでゴーストバスターズっていう素材を家族ものに纏めることが出来たけど、アフターライフの時から「ゴーストバスターズを題材にしたナニカ」に路線変更を行ったので正直この続編の方向性は正解だと思う。

ごちゃごちゃしている様にも見えるが、これ以上引いてもこれ以上足してもダメだったと思う。

ファイヤーマスターとかワザといい加減な設定で作っていると思うし。あれを緻密にやり過ぎるとゴーストバスターズのいい加減さが薄れてしまうと思う。

結論、2020年代のゴーストバスターズはこれで良いと思います。
田中孝雄

田中孝雄