黒人のオーディンは高校バスケのエース。
ヒューゴはコーチの息子でチームであまりパッとしない。
同室のロジャーのデジーへの恋慕を使ってNo.2のマイクを貶める事から始める。
J•ハートネットはどうも作品に恵まれないのか、彼自身かエージェントが選ぶのか分からないが、M•デイモンやL•ディカプリオの様な売り方もできたと思う。
別に大作だけが映画じゃ無いけどBlack hawk downやPearl harbour の様な大作以外の文芸的、或いは社会派の映画が悉く不発なのは戦略的にどうだったのだろうか?
シェークスピアの雛形を高校バスケに落とし込むのは、どういった客層を意識したものなのだろう。
オーディンを黒人選手にするのも、コントラストの明度を上げる為だろうけど、あまりうまく機能してるとは言い難い。
デジーも折角だから、もっと目を引くブロンド巻毛のグラマラスな娘をキャスティングしても良かった。
ヒューゴのトリックは幼稚で杜撰なものが多いし、周りがひどく単純な人物だらけに見えてしまう。
これなら17世紀のままの舞台設定の方が、良かったでしょう。
そうすると美術、衣装代が随分高くなるから現代劇にしたのだろうし本末転倒か?