平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明が陰陽師になる前の物語を、原作者・夢枕獏の全面協力のもと完全オリジナルストーリーで映画化した歴史エンターテイメント。
時は平安時代。
呪いやたたりから都を守る陰陽師の省庁であるとともに陰陽師を育成する機関でもある“陰陽寮”が政治の中心にとして存在していた。
安倍晴明(山崎賢人)は、呪術に秀でた存在として一目置かれながらも、陰陽師になる意欲がない変わり者としても知られている。
ある日晴明は、晴明の呪術を目撃し感心した貴族の源博雅(染谷将太)から徽子女王(奈緒)を襲う怪奇現象の調査を依頼される―。
あくまで個人的な感想だけど、ちょっと期待し過ぎちゃったかな。
ワクワク感をあまり感じなかった。
本作は、歴史ものというより、エンタメに特化した平安ファンタジーとも言うべき作品だった。
世界観は美麗。
劇場ならではの音響とスケール感の大きい呪術演出は迫力があって良かったと思う。
中盤に展開される“舞”アクションは良い演出だったので、もっと観たかったかな。
物語は、晴明と博雅のコンビ結成秘話ともいうべき話が盛り込まれ、徽子女王を襲う怪奇現象と、ある学生の変死事件が同時進行で展開されていく。
2つの事件に巻き込まれた2人が調査を進める中で、やがて平安京を揺るがす陰謀が浮かび上がってくる。
キーワードは、事実と真実の違いだ。
“呪術”においては、心(意識)の中で認識している事と実際に現実で起きている事の違いは重要。
劇中に“思い込み”なんて言葉も出てきたけど、主観と客観に似ているなと思って観てました😁
俳優さんでは…
若き日の安倍晴明を山崎賢人さん、源博雅を染谷将太さん、徽子女王を奈緒さんが演じていました。
俳優さんに特に不満はないですね。
山崎賢人さんは、凛としていて、かっこよかった👍
主題歌はBUMP OF CHICKENの『邂逅』。
BUMP OF CHICKENはやっぱり期待を外さないね。
作風にピッタリはまっていて良かったです👍